日本共産党の立党の精神は、国民の苦難軽減。
日本の政党のなかでいちばん長い歴史をもっています。
日本共産党は「しんぶん赤旗」(日刊紙・日曜版)を発行しています。
成り立ち
日本共産党は1922年7月15日、8人でスタートしました。第二次世界大戦中、侵略戦争への反対をつらぬいた唯一の政党です。天皇絶対の世の中で、堂々と国民主権をかかげたため、「治安維持法」による大弾圧を受けました。その中で少なくない党員が命を落としました。小説『蟹工船』の作者、小林多喜二も、命をかけてたたかいぬいた共産党員の一人です。
戦後、大政翼賛会に合流して戦争を推進した政党が、名前を変えて出発するなか、侵略戦争反対をつらぬいた日本共産党は、名前を変えずに堂々と活動を再開しました。そして先輩たちが命がけでかかげつづけた国民主権は、日本国憲法に結実しました。
草の根運動
日本共産党は、職場や地域、学園に支部を作っています。その数は全国に2万。国民と草の根でしっかり結びつき、世の中をよくするための活動を日々行なっています。
地方議員と党支部が住民の方々と協力して、子どもの医療費無料化や地域の経済対策からカーブミラーの設置など、さまざまな要求を実現しています。
自主独立の党
過去、日本共産党は、ソ連と中国の共産党から、不当な干渉をうけたことがあります。ソ連からは「ソ連の手先になれ」、中国の毛沢東派からは「中国と同じ方法で革命を起こせ」と迫られました。それをはねのけてきたのが日本共産党です。
大国ソ連と対決しつづけて30年。ソ連が崩壊したときには、「歴史の進歩を妨げてきた巨悪が崩壊した」と、歓迎する声明を発表しました。
どんなに強大な国家が相手だろうと、「おかしいことはおかしい!」とはねのけて、いいなりにならない。ほかの国をモデルにするのではなく、自分たちで考えて行動する――日本共産党は、自主独立の党なのです。
財政
日本共産党の財政を支えているのは、党員の党費、個人からの寄付、「しんぶん赤旗」の購読料です。政党助成金、企業・団体献金は受け取っていません。国民とむすびついた資金で活動しているからこそ、国民の立場に立った方針をつらぬくことができるのです。